住宅ローンが払えなくなった理由
出口様(仮名)・38歳。出口様は、奥さんと子供2人の4人家族でした。 マイホームを購入し、ローンの返済も苦しいながらも順調に行っていましたが、人事異動で部署を変わることになりました。
異動前は忙しい部署で残業残業の毎日で月額40万円の収入がありましたが、 異動先は残業がなく、収入は28万に減少し、住宅ローンの支払いをすると生活するのが厳しい状態でした。
また子供も大きくってきたことで、教育費が増大し、徐々に生活費の不足分を消費者金融から借入れ、 借金を重ねるようになりました。
相談内容
出口様は、このままでは、借金が増える一方で家を売却せざるを得ないことになるかもしれないと考えご相談にこられました。
ご相談に来られたときの借入額は住宅ローンが残り1,820万円、その他消費者金融からの借入れが、550万円になっていました。
解決方法
住宅ローンと消費者金融の返済は、合計すると月額20万円になっていましたが、消費者金融の利息が高かったため、借金はほとんど減らない状態でした。
消費者金融からの借入れを利息制限法に基づいて引きなおし計算すると、500万円を切りましたが、それを5年分割で支払いをしても月々8万円以上の返済となり、住宅ローンとあわせると月々15万円強を返済にあてなければならない状態であったため、任意整理を選択することは、極めて難しい状態でした。
出口様には「住宅を手放したくない」という強い希望があったため、破産手続きを選択することはせずに住宅ローン特則付個人再生手続を選択することになりました。
結果
ご相談から7ヵ月後、無事再生計画の認可決定を得ることができ、住宅ローンは現状どおり毎月7万円の返済、
その他の借金については、毎月17,000円程度を5年間で返済していくことになりました。
一時はどうなることかとかなり悩んでいて仕事も手付かずの状態でしたが、 勇気を出して相談したことによって、毎月自分の給料で支払える範囲内での解決ができてほっとしました。
と喜んで頂きました。